子宮体がんでステージⅢaと診断され、抗がん剤治療をすることに
抗がん剤の副作用の一つに毛が抜けるというので、まずはウィッグの用意をすることに
ウィッグの購入については、前回の記事「抗がん剤でウィッグが必要!ウィッグをどこで買う?」を参考に
脱毛は頭髪だけでなく、眉毛、まつ毛、鼻毛、腕、すねなど体のあらゆるところの毛が抜けます
人前に出る仕事をしていたので、ウィッグは用意して安心していたのも束の間
眉毛にまつ毛までもが抜けてきて、焦りました
焦ってインターネットであれこれ調べまくりました
ここでは、脱毛時期のケアの仕方や対処方法など紹介していきたいと思います
頭髪編・パート1 セイム
ここは一番目立つところなので、抗がん剤を投薬することが決まり、真っ先に用意したのがウィッグ
ウィッグを購入するまでの様子については
抗がん剤治療でウィッグが必要!ウィッグをどこで買う? を参考にしてください
脱毛は突然始まります
抗がん剤の投薬後10〜20日間で脱毛が始まると言われています
私の場合は、投薬11日目に異変が
髪の毛を洗っていてもいつもの3倍くらい毛が抜け始めた
その日は、髪の毛が散らばらないように頭髪が散らばらないように、不織布でできたシャワーキャップのようなものを被って就寝
髪の毛が抜け始めて2日経ってからウィッグデビュー
それと同時に抜け毛の量が一気に増えていく
ウィッグを購入したお店では、「髪の毛を洗って拭く時にタオルだと毛がついて大変だからキッチンペーパーがいいよ」
早速試したが、キッチンペーパーを使う枚数も多いし使った後の処理も大変
たまたま水泳を経験していたこともあって、髪の毛がつかない、水分が取れる
「セイムだ!」
セイムは髪の毛がそれ自体につかないし、水分はよく取れるし、水洗いして干しておけばまたすぐに使える
これば絶対におすすめです
頭髪編・パート2 髪の毛を乾かすのは風呂場で
髪の毛が抜け始めて10日間でポワポワくらいの量になります
ここまでくると抜け毛が減ってきて楽になります。抜けている間は髪の毛を洗って、乾かすまでが大変どんな感じで抜け毛と付き合っていったのか私の場合でお話ししていきます
脱毛が始まってウィッグを被り始めると、自分の今までのヘアスタイルは家族以外に見られことはなくなるので
髪の毛を短くカットしてしまえば楽なのでは?
ここでウィッグのお店の人に相談「短くすると脱毛時は髪の毛が散らばってしまって大変だよ」「髪の毛はある程度抜けるまではそのままがいいよ」とアドバイスをいただいたので、そのままにしておきました
その時の髪の毛の長さは、顎の長さのボブでした
髪の毛を洗っても抜けます。髪の毛を拭いても抜けます。乾かしても抜けるんです。
ドライヤーで風をあてただけでも髪の毛がパラパラとというよりバサバサと
洗面所で乾かしていては掃除が本当に大変
そこで、乾かすときはお風呂場ですることに
ドライヤーを風呂内に延長コードで伸ばし、何も身に付けない状態で髪の毛を乾かす
乾かすと風呂内は髪の毛が床・壁に散らばり、自分の体にもたっぷりつきます。まさに、ゴリラみたいに
お風呂場で乾かすメリットは、掃除がしやすい。とにかく、シャワーで壁・床・自分の体を流せばキレイになります
掃除機を使ったり、ひたすらコロコロで掃除する必要がないので、私はこの方法が一番の時短でした
髪の毛は、風呂場で乾かし、シャワーで流す。抜け毛はまとめて捨てる。そんな感じです
眉毛編 アイブローは筆ペンタイプのリキッドとペンシルタイプ
眉毛は、探しているとつけ眉毛という貼るタイプのものもあったけれど、落ちてしまったり、耐久性や違和感なくできるかは自分自身半信半疑だったので、描くことを選択しました
眉毛は、髪の毛と同じタイミングで少なくなってきました
自分の眉毛がわからなくならないようにまずは写真を撮る
次にやっていたのは、就寝前に眉ティントで眉を描いてから寝ます
翌朝、洗顔しても眉を描いた後が残っているのでそこに、ウォータープルーフ処方のペンシルで眉頭から毛を1本1本描いていくような感じでさっさと眉山までブラシでぼかして、眉山から眉尻も下書きのようにペンシルで描いて、その上から筆ペンタイプの落ちにくいペンで全体的に1本1本眉毛を描いていき、眉尻は筆ペンダイぷで描くと自然な感じに近い仕上がりになりました
私の場合は、7月に仕事復帰で外にいることも多かったので、汗との戦いでした
気づくと眉がなくなっていたりしてびっくりすることもありました
色々とドラッグストアーで買っては試してみました
そこでたどり着いたのが、筆ペンタイプのリキッドとペンシルタイプの2種類を使う方法でした
私は普段からメイクはほとんどしないタイプの人だったので、ちょっと苦労しました
秋から冬にかけては、眉毛も消えにくくなりだいぶ楽になりました
まつ毛編 ジェルアイライナー
眉毛が抜けてきてそちらに気をとられていたら、「あれ?まつ毛がない?」
まつ毛も抜けてきてしまいました
まつ毛はつけまつ毛があるからとそれでいいや思っていたのですが
いよいよまつ毛の代わりが必要になってくると、つけまつ毛など今までつけたことがなかったし、落ちてしまったらどうしようとか、ノリが肌に合わなかったらどうしよう、普段からあまりメイクしないのでまつ毛ばかりが目立ってしまうかもとあれこれ考えて、描くことに決めました
まつ毛がある雰囲気は瞼のきわ(まつ毛が生えていたところ)にアイラインを引くとそれらしくなるというので、アイラインを引くことにした
リッキドタイプのものを使用したがラインが太めになってしまい、うまく引くことができなかったので
ジェルアイライナーを使ってみることに
ペン先が硬くてジェルの量も少なめに出てくるので、私にとっては使いやすかった
これもウォータープルーフ処方のものを選びました
眉毛の時と同様に抜けたのが夏場だったので本当に大変でした
秋から冬にかけては落ちなくなってきたのでだいぶ楽になりました
まとめ
抗がん剤で脱毛の副作用があると医師から聞かされていても、頭ではわかっていて準備をしていても実際、自分の身に起こると本当にてんやわんやな感じなります。私もたくさんインターネット調べたり、抗がん剤で脱毛を経験した方からアドバイスいただいりしました。これが正解というのはないと思います。あれこれ試していって自分のベストな方法に辿り着くのかなと思います。
同じ境遇の方の少しでも「ふむふむなるほど」と参考にしてもらえたら嬉しいです